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 ●花が咲く 『時季』 を植物はどうして知っているの?  [その2]

前回、多くの植物が、夜の長さを感知して、開花時季を測っている、ということを書きましたが
シロイヌナズナでは、実際に光周期を測っている遺伝子が見つかりました。(nature 9/19日号)

シロイヌナズナは、すでに全ゲノムが解読されていて、遺伝子研究が進んでいる、おなじみのモデル植物です。
今回、シロイヌナズナが時間を測ることができるのは、CONSTANSという遺伝子のおかげであることが分かりました。

CONSTANSは午後に活性化し、クリプトクロム2とフィトクロムAという2種類のタンパク質が、
CONSTANSと同じ時間帯に光を検出すると花が咲く仕組みになっているようです。

[10月23日更新]

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